「雨宮庸介展｜まだ溶けてないほうのワタリウム美術館」

ワタリウム美術館

12月21日開始

アーティスト

雨宮庸介

この展覧会は、ワタリウム美術館を舞台に制作された最新VR作品を中心とし、かつ、「溶けたりんごの彫刻」や「石巻13分」の記録映像、「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」のペーパーなど、雨宮の代表作を一堂に体験できる展覧会となっています。

最新作のVR作品は、VRのヘッドマウントディスプレイ（HMD）をかぶって体験します。「VRはいまだ素人だけどVとRについては25年以上のベテラン」と話す雨宮らしく、通常「ここではないどこか」に行くためのHMDをあえて「どこかではないここ」に再注目させるためのデバイスとして定義し直します。2024年春に山梨県立美術館からはじまり、同年たてつづけに行われた、大地の芸術祭、Kyoto Interchangeなどで発表されたVR作品への取り組みの一年間の総決算というべき新作です。

美術を意識的に始めた大学生時代に通ったというワタリウム美術館での個展が、アーティストにとってどのような影響や化学反応をもたらすのか、どうかご注目ください。

スケジュール

2024年12月21日(土)〜2025年3月30日(日)