「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」

ポーラ美術館
12月14日開始

アーティスト

杉本博司、クロード・モネ、ジョルジュ・スーラ、ロベール・ドローネー、アンリ・マティス、ピエール・ボナール、ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ドナルド・ジャッド、ブリジット・ライリー、ゲルハルト・リヒター、ベルナール・フリズ、ヴォルフガング・ティルマンス、グオリャン・タン、杉本博司、桑山忠明、前田信明、坂本夏子、山口歴、流麻二果、門田光雅、山田航平、川人綾、山本太郎、草間彌生
豊かな色彩に溢れる現代社会。私たちの身の周りには空の色、自然の色、街並みの色、生活用品の色などに加えて、さまざまなサイズの画面が表示する色があり、最新のモニターやスマートフォンにおいては10億色を超える色の再現力をもつと言われています。いま人間はかつて経験したことのなかった色彩世界に暮らしているといっても過言ではありません。

大きな変革を迎えた21世紀の社会に生き、パンデミックを経験した私たちは、写真や動画あるいはゲームをスマホやPCモニターで見る機会が圧倒的に増えています。無意識のうちに自然や都市、美術館などの建物のなかで目にする現実の色より、画面を通して経験される「仮想の色」に慣れつつあります。ポストコロナ時代に至ってもなお、物質と精神をともに豊かにしてきた「本当の色」がいよいよ身近に感じられなくなっているかもしれません。

本展覧会は、近代から現代までの美術家たちが獲得してきた「色彩」とその表現に注目し、色彩論や色を表現する素材との関係にふれながら、色彩の役割についてあらためて考察するものです。チューブ入りの油絵具を巧みに扱い、さまざまな色彩によって視覚世界を再構築した19 世紀の印象派や新印象派をはじめ、20世紀のフォーヴィスムの絵画や抽象絵画、そして色彩の影響力によって観る者の身体感覚をゆさぶる現代アートにいたる近現代の色彩の歴史を、おもに絵画や彫刻、インスタレーションによって読み直します。

日々研究を重ね、独自の表現方法を編み出し、時代を表してきた美術家たち。彼らが人生をかけて生み出した色彩の秘密に目を向けてみましょう。その経験は、あなたの日々の暮らしに彩(いろどり)をもたらし、自身のなかに眠っている「本当の色」を呼び覚ましてくれるかもしれません。

スケジュール

2024年12月14日(土)〜2025年5月18日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
会期中無休
入場料一般 2200円、大学生・高校生 1700円、中学生以下 無料、障害者手帳提示と付き添い1名 1100円
展覧会URLhttps://www.polamuseum.or.jp/exhibition/20241214c01/
会場ポーラ美術館
http://www.polamuseum.or.jp/
住所〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
アクセス箱根登山鉄道強羅駅より無料送迎バス、箱根登山鉄道強羅駅より施設廻りバス(温生花園行き)「ポーラ美術館前」下車
電話番号0460-84-2111
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します