「パウル・クレー展──創造をめぐる星座」が、2025年から3館巡回で開催される。
愛知県美術館にて2025年1月18日~3月16日、兵庫県立美術館にて2025年3月29日~5月25日の会期が発表されている。
スイス・ベルン生まれのパウル・クレー(1879〜1940)は、その独創的な画風から生前より高い評価を受けた、20世紀前半に活躍したもっとも重要な美術家のひとり。
日本国内においてもこれまで重要なクレーの回顧展が数多く開催されてきたが、それら従来の展覧会において、クレーが活躍した20世紀前半の美術動向や同時代に活躍したその他の作家との交流関係については、詳細な研究に基づく紹介は十分にされてこなかった。
本展では、ベルンのパウル・クレー・センターとの学術的な協力のもと、キュビスム、表現主義、ダダ、シュルレアリスムといったクレーと同時代の美術動向にも目を向け、他作家の作品とあわせて展示することで、クレーの独自性にとどまらずその同時代性や交流などにも焦点を合わせる。