ジャカルタはインドネシアの首都で国内最大の都市である。街並みにオランダ植民地時代の影響が残り、人口の80%以上がイスラム教徒であることから、モスクなどイスラム文化が街なかの随所に見られ、一部華僑の影響も見受けられる複雑な文化都市だ。
東京からジャカルタまで飛行機の直行便で7時間半ほど。街は公共交通機関が他の世界の主要都市に比べ発達していないことから、移動は基本的にタクシーを利用する。世界屈指の交通渋滞に苦戦されられることもあるが、アーティスト人口が多く、「アート・ジャカルタ」などアートフェアも開催され、東南アジアの現代アートシーンで重要な役割を担っており、アート好きは訪れる価値ある都市だ。
本記事ではジャカルタで訪れたいアートスポットを紹介する。
インドネシアの国立美術館。絵画、彫刻、陶芸、写真、インスタレーション・アートなどの芸術作品を収蔵、収集、展示している。 インドネシア国内外の作品1785点収蔵しており、企画展はもちろん、学生や一般市民のためのコレクション・リサーチやガイド・サービスも提供している。2024年2月現在一部敷地内を改装しており、臨時休館している展示スペースが多い。
公式サイト:https://gni.kemdikbud.go.id/
公式Instagram:https://www.instagram.com/galerinasional/
アートワン・ニューミュージアムは、2011年に設立された私設美術館。インドネシアの近代美術と現代美術を常設展示する美術館。期間限定で企画展も行うことがある。最新の展示情報はInstagramが詳しい。
公式Instagram:https://www.instagram.com/art1newmuseum/
ミュージアム・マチャンは、インドネシアおよび世界各地から集められた近現代美術を一般公開する美術館。館は、教育・保存にも力を入れており、アートエデュケーションのためのスペースもある。質の高い企画展が見たい人、インドネシアの現代アートシーンが知りたい人は訪れることをお勧めする。
公式サイト:https://www.museummacan.org/
ラクサマナ・ジュニア・ティルタジが率いるインドネシアでもっとも注目すべき現代アートギャラリー。2022年には植民地時代の邸宅を現代アートのためのスペースへとして改装し、ギャラリー建築自体も見どころがある。バグース・パンデガ、今津景らが所属しており、所属作家以外にもインドネシアの気鋭のアーティストを紹介している。
ユージーン大小様々なギャラリー、アートスペースが入居するギャラリーコンプレックス。5階にはインドネシアで美術館建設計画中のユージーン・スタジオの美術館準備室があり、予約制で訪れることができる。
客室にアート作品が展示されている「アートホテル」。客室ごとに作品が異なる。2階には宿泊客以外も見ることができるギャラリースペースがある。
公式HP:https://artotelgroup.com/hotels/artotel/thamrin-jakarta/