公開日:2025年1月28日

フジテレビ、トラブルで「東京お台場トリエンナーレ2025」は延期や中止を検討か。同社副社長が記者会見で「今年はできないと思う」と発言

事務局は「現時点では延期や中止は決定事項ではない」とコメント

フジテレビ本社屋

中居正広氏巡るトラブルが芸術祭にも影響

フジテレビの遠藤龍之介副会長は1月27日に行われた記者会見で、今年秋に開催が予定されている「東京お台場トリエンナーレ2025」(10月18日~12月25日)の延期や中止の可能性について言及した。

同トリエンナーレは、東京都と、フジテレビが参加するお台場トリエンナーレ実行委員会が主催。遠藤副会長はこの実行委員長も務める。会場としてもフジテレビ本社屋などが含まれており、特番の放送を含め同社が中心的に関わる。

会見はタレントの中居正広氏のトラブルをめぐる同社の関わりに関するもので、このなかでトリエンナーレへの影響について問われた遠藤副会長は、「今年の開催は難しい。中止か延期かは未定だが、どちらの可能性もある」とコメント。また「トリエンナーレに限らず、番組や営業、イベントなど様々なところでフジテレビと組むのは控えさせてほしいという動きが出ている」と語った。

Tokyo Art Beatが28日に同トリエンナーレ事務局に問い合わせたところ、「現時点では延期や中止は決定事項ではない」との回答を得た。開催の予定については、今後の公式発表を待ちたい。

同トリエンナーレについては昨年11月に大規模な記者発表会がお台場で開催され、アーティスティック・ディレクターの建畠晢、三木あき子、今年1月に逝去した山峰潤也が登壇。草間彌生をはじめとする参加アーティストも発表されていた。

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